専業主婦になって感じた「良かったこと・悪かったこと」~早期退職を決断した私のリアル~

ライフスタイル

こんにちは。私は30代で会社を早期退職し、専業主婦として新しい生活を始めました。

毎日仕事に追われ、家族とまともに会話をする時間もない日々に嫌気がさし、「このまま人生を終えるのはもったいない」と思ったのが、私が決断をしたきっかけです。

退職を決める前、私は4年間で1000万円を貯金しました。「これだけあれば、しばらくは大丈夫」と自分に言い聞かせながら、それでも不安は尽きませんでした。

社会から離れること、収入がなくなること、そして専業主婦として家庭を支える責任が重くのしかかること。それでも、「家族との時間を大切にしたい」という気持ちが私の心を突き動かしました。

この記事では、専業主婦としての生活を始めた私が感じた「良かったこと」と「悪かったこと」を正直にお話しします。

同じように、専業主婦への転身を考えている方の参考になれば幸いです。また、迷いながらも一歩を踏み出した私の経験が、少しでもあなたの背中を押せたら嬉しいです。

専業主婦になって良かったこと

専業主婦になってまず感じたのは、「心に余裕が生まれる」ということでした。働いていた頃は、毎朝早くからバタバタと家を出て、夕方はご飯を食べて寝るだけの日々。家族と過ごす時間はほとんどなく、四六時中仕事のことが頭から離れませんでした。でも、専業主婦になった今、その生活は一変しました。

家族との時間が増えた

  • 子どもの成長を間近で感じられる
    専業主婦になることで、子どもの日々の成長をしっかりと見守ることができるようになりました。例えば、初めて字が書けた日や、自転車の練習が成功した瞬間など、小さな喜びを共有できる機会が増えました。
  • 習い事や学校行事への参加がスムーズ
    平日の午後や夕方に行われる習い事の送迎も気軽にできるように。また、学校行事にも積極的に参加でき、子どもが「ママが来てくれてうれしい」と言ってくれる笑顔に癒されています。

子どもの体調不良で悩まなくなった

  • 仕事をしていた頃は、子どもが体調を崩した際に「誰が看病するのか」「職場に迷惑がかかる」といったプレッシャーを感じていました。専業主婦になった今は、子どもが体調を崩してもゆっくり看病でき、家族みんなが安心して過ごせます。
  • 季節の変わり目や流行りの風邪など、子どもの体調管理にも余裕を持って対応できるようになりました。

精神的に余裕ができた

・イライラが減り、家族に穏やかに接することができるように
通勤や仕事のストレスから解放され、家での家事や育児に集中できるようになったことで、精神的に安定しました。「今ここにいる時間」を大切にできることで、笑顔で家族と向き合えています。

・メンタルが安定し、自分の時間も取れる
子どもが学校に行っている間など、少しの空き時間に趣味やリフレッシュする時間を持つこともできるようになりました。

支出が減った

  • 通勤のための車を手放して節約
    以前は毎日の通勤に使っていた車を手放したことで、駐車場代、保険代、ガソリン代が大幅に節約できました。その分を家族のために活用しています。
  • 無駄な出費が減り、家計管理がしやすく
    自宅で過ごす時間が増えたことで、外食や衝動買いが減り、家計が整いました。会社員時代は、「忙しいから外食で済ませよう」など、便利さを優先して浪費していた部分もありましたが、今では「どうすれば効率よく節約しつつ、満足度の高い生活を送れるか」を考えるようになりました。

専業主婦になって悪かったこと

専業主婦としての生活には多くの良い面がありますが、「悪かったこと」や「辛かったこと」もありました。ここでは、私が直面した課題や悩みをお伝えします。

社会との繋がりが薄くなった

会社員時代は、日常的に同僚や取引先の人たちと会話し、自然と社会と繋がっている感覚がありました。でも、専業主婦になり家にいる時間が増えると、人と話す機会がぐっと減り、孤独を感じることがありました。

「今日、一言も大人と話してないな……」という日が続いたとき、ふと「私の世界が狭くなっているのかな」と不安に思ったことも。

専業主婦という立場へのプレッシャー

専業主婦として生活していると、「家にいるなら家事や育児を完璧にしなければ」というプレッシャーを感じることがあります。

特に、夫や子どもに「期待されているのかな」と思うと、自分の中でどんどん理想が高まってしまい、結果的に疲れ切ってしまうことも。

これから専業主婦を考えている人へのアドバイス

専業主婦になることを考えている方へ、私自身の経験をもとにお伝えしたいことがあります。専業主婦は自由な時間や家族との時間を得られる一方で、心構えや準備をしておくと、さらに充実した生活を送れると感じています。以下に、私からのアドバイスをまとめました。

退職後の生活を具体的にイメージする

会社を辞めた後の生活をしっかりイメージしておくことが大切です。専業主婦になったら何をしたいのか、どんな生活を目指したいのかを考えることで、より充実した時間を過ごせるようになります。

例えば、家族との時間を増やすだけでなく、自分の趣味やスキルアップの時間を作ることもおすすめです。また、「家事が苦手だけど大丈夫かな?」と思う人は、得意な家事から始めて徐々に慣れていく気持ちで取り組むと良いです。

家計の備えを十分に持つ

専業主婦になると、収入がなくなるため、家計の管理が重要になります。私の場合、退職前の4年間で1000万円を貯金しました。このお金があったおかげで、退職後の生活への不安が軽減されました。

もし可能であれば、退職前にある程度の貯蓄を作り、家計の見直しも進めておくことをおすすめします。例えば、固定費を減らしたり、節約生活を少しずつ取り入れたりして、無理のない生活設計を整えることがポイントです。

おわりに

専業主婦になるという選択は、簡単に決められるものではありません。

私自身も、仕事を辞める前にはたくさん悩みました。でも、専業主婦として生活を始めてから、家族と過ごす時間や自分のペースで生活できる喜びを感じる日々を送っています。

一方で、社会との繋がりが薄れたり、専業主婦ならではのプレッシャーを感じたりといった悩みもありましたが、それでも後悔はしていません。

自分が選んだ道を、自分なりに楽しむことを意識しながら、日々を過ごしています。

専業主婦を考えている方へ、私からお伝えしたいのは、「自分の心の声に耳を傾けて」ということです。社会的な評価や他人の意見に惑わされず、あなた自身の幸せがどこにあるのかを考えてみてください。そして、決断する際は、少しでも安心できるような準備をしておくことをおすすめします。

専業主婦は、自由である一方で自分次第の世界です。だからこそ、楽しむ方法を見つけたとき、その選択の価値を心から感じられると思います。あなたにとって、より良い選択が見つかりますように。

 

コメント